元氣社長の声 第5回 上海福多味貿易有限公司  武藤様

 

①会社概要をお聞かせください。
(会社名・設立時期・事業内容 等)


会社名は上海福多味貿易有限公司、設立は2010年12月です。

事業内容は、うどん、ラーメン、そば、パスタ用の製麺機の販売及び関連サービス業務並びに包装食品の販売を手掛けております。


現在は日系の大手飲食チェーン(はなまるうどん、丸亀製麺、すき家、家族亭や味千ラーメン)、中国人オーナーが経営する日本料理店などが主な取引先です。

 

 

 


②中国でビジネスを行うようになったいきさつをお聞かせください。

 

私は、“ビジネスは掛け算”であると考えているのですが、「マーケットが大きい」、「消費が盛ん」と、この2点において中国はとても魅力的な市場であり、「将来独立する際、中国は無視できない。」と、前職の機械メーカー勤務時に中国国内は勿論、世界各地を出張で飛び回りながら五感で感じていました。


一方で、出身地である山口県の元氣企業を海外からサポートしたいとも考えています。

彼らの持っている技術や優れた商品、我々が持っている販売チャンネルをフル活用し、各々に足りない部分を補完することでお互いが成長し、共存共栄の関係が構築できれば・・という考えです。


③中国でビジネスをして、良かったなと感じることは何でしょうか。

 

中国でビジネスをして良かった・・・というよりも中国の市場を信じて良かったなと感じています・・・。
と言いますのは、今年に入って上海を中心に“セルフ式うどん店”のブームが始まり、弊社が扱う商品(製麺機)の販売が急増、経営のベースになりました。日本から持ってきたスタイルがそのまま中国で受け入れられたということですね。

起業した当初の2011年は、先が見えないながらのスタートで、更に事業の一つの柱と考えていた輸入食品が東日本大震災でストップ、自家製麺による“うどん店”も各社“探り”の状態で製麺機販売も伸びず、大変苦しい一年でしたが、2012年になり年初の取り組みが功を奏し、上海で“うどん”のブームを呼びました。
現在では、製麺機に関し、日系企業からもローカル企業からもお声が掛るようになり、電話でのお問い合わせ、引き合いが圧倒的に多い事から、麺業界でそれなりに認知されたのでは?と感じております。

 

④一方であの時こうしていれば、、、と思われていることがあれば聞かせてください。

 

二つあります。

 

一つ目はイメージだけでオフィスを選んでしまったこと。

当時「地理的に上海の中心部にオフィスを構えたい。」という安易なイメージだけで静安区を選んだのですが、この区は外資企業の投資に対してとても審査が厳しい場所だった為、会社の立ち上げに大変な労力と時間を費やしてしまいました。

 

二つ目はオフィスの契約時。

 

登記場所の事務所として選んだオフィスが実は個人の“また貸し”物件であることが契約後にわかり、ある日突然その“また貸し”の賃貸人が夜逃げ、その方に保証金や賃料その他を支払っていたために、実際のオーナーにはその資金は届いていなかったことも判明、挙句、滞納扱いで電気・電話が家主に止められ仕事にならず、かといって夜逃げした方は見つからないということでお手上げ状態になりました。 
止むを得ず(泣く泣く)現在のオフィスに移ったという訳です。

この二つに共通しているのは、「調査」という事を怠った事、理解せず任せてしまった事。今後出られる方には不動産等の契約時に十分に注意をされる事をアドバイスします。今ではこの経験が仕事に役に立っていますが・・・。


⑤このサイトをご覧になられるのは大半進出を検討なされていますが、会社設立時のエピソードなどや進出する方へのアドバイスはありますか。


中国人の雇用に関してですが、(全てとは言えないものの)仕事に対して受動的な人が殆どです。
日本人にも受動的な人間は多いですが、一定の訓練・教育をすると、ある程度能動的に変わる人間も多いと思います。中国人も訓練・教育をすることである程度能動的に変わるのですが、その成長のスピードが日本人と全然違います。

理由は、歴史的背景や政治的背景、育った環境もありますので、そう簡単に能動人間になれるとは思えません。
忍耐が必要ですね。

勿論、欧米企業の様に高い報酬を払ってそれなりの人財を雇用する事もひとつの方法と思いますが、会社を強くするには平均的な中国人を教育し一人一人の力を強くすることが大切だと考えます。
一方で日々の業務で感じることは、平均的な中国人は、物事の捉え方・見方が一方向で表面的な場合が多い。

真正面から見るだけでなく、横から、上から、後ろからなどいろんな方向性で物事をみる事、論理的な思考で物事を捉える事、本質の見極め方などを訓練しながら、身に付けさせる仕掛けが必要ではないでしょうか。

特に“中国での人材の使い方はアメとムチ方式が一番”とか、“育てても、一人前になったら直ぐ会社を辞める。”と言われる方が大半と思いますが、私もそれは事実と思います。
ただ、それも覚悟の上で“人間力”の高い人材を育ててみたいし、それが私の楽しみの一つでもあります。

 

⑥将来の夢(事業・人生)をお聞かせください。

 

チャイナリスクも踏まえ、マーケットがあるところにスピード感を持って積極的に動いていきたいですね。
中国で行っている事業内容をそのまま他の地域、例えば東南アジアへと。日本と同じ麺の文化がある国では受け入れられると考えています。
10年後にはグループで50億円規模の売上を上げる企業体にしたいと考えています。

 


⑦最後に、ご覧になられている方に一言。

 

中国に限ったことではありませんが、海外の場合は特に“先ず経営者(TOP)が自分の足で動いて判断する。”ことが大事と思います。


「そんな時間なんかあるか!」と一喝されそうですが、他人に任せてしまうと、現地と日本との法律の差、習慣の差、情報量の違いで不信感が生まれたり、判断を誤ったり、それが失敗の引き金となる可能性が高くなります。


最悪、任せた人間・企業に騙される事だってありますし、“騙された。”と勝手に思い込んで、お互いの関係が壊れることもあります。


やはり自らマーケットを訪れ、肌で感じ、チャンネルを探し、(業界を問わず)たくさんの人の話を聞いて総合的に判断し、わからない事は自ら調べて理解するべきではないでしょうか。
そうしなければ失敗を繰り返すだけで、決して成功出来ないと考えています。

 

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